昨年5月から茨城県つくば市にて開業して今年2月に至るまで、20名の方に対して合計100回以上に渡りオーダーメイド型カウンセリングおよびパーソナルコンサルティングを利用していただきました。ご紹介も含め、子ども、悩めるティーンネージャーから80代の方に至るまで、様々な年代の方々と、多種多様な問題や目標達成に取り組む時間を過ごす1年となりました。
業務委託のオンライン動画カウンセリングとスクールカウンセリングの仕事も合わせると 30名以上の方々に対して220件以上の面接を行なって来ました。
また病院の精神科デイケアで4年間で200回以上のプログラムを提供してきた経験を活かして、マインドフルネスワークのセミナーも3回開催することができました。
2018年5月には日本地球惑星科学連合学会では「研究者のメンタルヘルス」をテーマに 約100名の研究者の方々に対して、マインドフルネスとBASIC-Phを体験的に紹介する役割を 担いました。
さらに、BASIC-Phジャパンの出張研修では自衛隊、医療機関や大学の現場にも、ファシリテーターの一員として参加する得難い経験をしました。
2018年9月には日本心理臨床学会の自主シンポジウムにて「仏教と心理臨床 2」の企画進行役の1人として活動を全うすることができました。
2019年1月には発達障害を抱える青年を対象としている就労支援施設にて、BASIC-Phやマインドフルネスのプログラムを提供するという貴重な機会も得られました。
提供するサービスの質の支えとなる知識・技能向上としては、東京認知行動療法アカデミー講座のマインドフルネスティーチング(上級)、第1回、第2回および第3回ボディコネクトセラピー(受講および活用事例報告を含むサポートスタッフとして参加)、スキーマ療法、医療従事者のためのマインドフルネス、グリーフ専門士(初級)、禅ボディマインドマネジメント講座、GRACE研究会記念大会、ブレインジムOBO、タッチフォーヘルス2と五行メタファーやロルフィングなどのワークショップを受講し、セッションやプログラムに活かして参りました。
もうひとつ、重要な出来事として、心理支援職としては初の国家資格となる 第1回公認心理師試験も7割超えの正解率で無事に合格することができました。
2014年に前職の大学病院にて、同僚と各部署と協働で臨床心理部と精神心理外来を創設し、必要な人に必要な心理支援を提供する仕組みと支援モデルの構築と発信を目標に掲げて邁進してきた気持ちは、現場を離れても今も薄れることはありません。
臨床心理士主導で病院に提案して、同僚と全科対応の独立部門を立ち上げ、常勤8名の臨床心理士(現在は臨床心理士は2名体制)でがんや脳外科、小児科、精神科などあらゆる領域でチーム医療に参画しながら、毎週の運営ミーティングと部内外のケースカンファレンスを通じて組織作りと臨床の知の共有と洗練に励んで来た、日本の大学病院における心理職の歴史上後にも先にもないであろう軌跡を生み出した現場を離れて、振り返ってみると気がつくと1年が経とうとしています。
臨床心理士に加えて公認心理師および産業カウンセラーというライセンスを背負い、今後自分はどのようにこの社会に貢献をさらに広げ深めていけるか、来年度からは新たな挑戦となります。
どのような立場にいても、良き心理支援を提供できるプロフェッショナルとして、 精進に励みます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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